突如として大洪水・氷河期に襲われ、滅びかけた世界。生き残った少しの人類は、自給自足の日々を送っていた。ダメクズ人間のユキは、しっかり者の少女リッカと同居し、仕事を探しながら暮らしている──
一日三食絶対食べたい。君とご飯が食べたい。

好きすぎて逆にどうオススメしていいか分からないのですが、本当に本当にオススメです。
ダメクズ人間のユキくんはダメクズだけど「わかるわかる仕事嫌だよね!」と読み手が共感できる優しいダメクズで、リッカさんは本当に良い子。世界は氷で閉ざされていてシビアな生活だけど、描写はシビアすぎることはなく、ユキくんの職場の先輩、スギタさんとの会話とかコミカルでとても楽しいです。なによりユキくんとリッカさんの関係性が見事。「ユキくんが目玉だけになっても好きだよ」と伝えるリッカさんが切なく温かく愛おしい。恋愛ではなく本当の家族愛ではなく、それでも深い深い情愛がめちゃくちゃ心に沁みます。
作中に出てくるエンドウ豆のような優しい苦みと優しい甘味。
一話と二話が試し読みできますのでぜひぜひ読んでみてください!

個人的に今年入って「パンダ探偵社」に次ぐ傑作でした。