「ひぐらしのなく頃に」がおもしろかったので同作者のこちらも読んだのですが、予想以上に深い話でした。
全50巻でEpisode1〜4(「うみねこのなく頃に」)は出題編、Episode5〜8(「うみねこのなく頃に散」)は展開、解答編でした。
あらすじは1986年大富豪右代宮家は年に一度の親族会議の開催のため六軒島の豪邸に集まっていた。そこで起こった2日間の不可解な事件について解明していく…という感じです。
この2日間の事件についてをひたすら50巻も通じて考えていく途方も無いすごい話で、何度も同じ舞台を繰り返し、一本のシナリオを見つけていくというひぐらしと同じ部分があります。

正直、出題編まではなにが起こってるのか、どこに向かってるのかわからずいつまで繰り返すんだろう…という気持ちでした…。けど最後まで読まないと真相やメッセージ性がわからないです。どう着地するのか気になって仕方ないと思いながら、50巻飽きずに読みました。
事件を主観と客観いろんな立場から見て、登場人物それぞれ解釈が異なりそれがその人の中で事実になっていたり、幻想なのか事実なのかわからなくなったりなど何層にも重なっていく考え方をしていき複雑でした。
物事の解釈の仕方について深く考えるものでもあり、考え方の価値観が変わりそうでした。
ただ、単なる推理ものではなかったです。ジャンルとしてはミステリーに入らないかもしれません。
登場人物の心理描写がすごく丁寧で、作中でも言われてたように悲劇に至らしめた心を探る事が一番大事でした。
最終的に人間賛歌の物語でした。
物語のカラクリや真相がわかっていくのは、衝撃的だったしEpisode7、8は涙なしでは読めませんでした。
まわりくどい上に長いので避けられることもあるみたいですが、だからこそ物語の構成も衝撃的だったしメッセージ性、登場人物の心理も深かったです。途中で読むのをやめてしまうのはもったいないです…。
紙の本はなかなか見つからないみたいですが、「マンガUP」というアプリで読むことができます。
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